「UNLOGICAL 07」※終了しました

 

Jérémy Benkemoun  / さとうくみ子 / 山岡 敏明

 

(会期)2023年9月29日(金) ~10月23日(月)

(オープン)金・土・日・月

   月・金:13:00~18:00 / 土・日:12:00~17:00

(クローズ)火・水・木

 

(会場)MONO.LOGUES

〒164-0001 東京都中野区中野5-30-16 メゾン小林101

(入場料)無料

 

E-mail: info@monologues.jp

WEB: www.monologues.jp

Instagram: www.instagram.com/mono.logues_/

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※ 当スペースにはお手洗いおよび駐車場がございません。予めご了承ください。


この度MONO.LOGUES(東京,中野)は、9月29日(金)~10月23日(月)まで、Jeremy Benkemoun(ジェレミー・ベンケムン)、さとうくみ子、山岡敏明によるグループショウ「UNLOGICAL 07」を開催いたします。

 

今回で7回目をむかえるUNLOGICALシリーズは、異るコミュニティや活動背景を持ち作家同士に私的な繋がりのない、3人のアーティストに着目し紹介する企画です。

 

ジェレミー・ベンケムンは、自らのアイデンティティーやセクシュアリティを通して、創造性と社会の関りを探求ながら作品をつくります。写真、それを基にしたペインティングや映像作品などに、儚さやロマン、激しさが混在した内面世界を鮮烈に映し出します。また、雑誌『IWAKAN』の編集者でもあり、現在日本を拠点に多岐にわたる活動をしています。

 

さとうくみ子は、自らの思考や創造の枠を超えるため、制作中、手をはじめとした身体を駆使し、作品に驚きや変化を呼び込みます。そして内面とフィジカルを巧みに伴走させながら、心の弾みをそのまま作品に変容させていきます。それは未知なる何かへの期待や、形容しきれない物に対する、暗黙の共感のようでもあります。

 

山岡敏明は、"何か"を示唆したフォルムの総体を「GUTIC(グチック)」と仮称し、それを独自のモチーフとして追求しています。その多くは、鉛筆やダーマトグラフなどのドライメディアを用いて、紙や木パネルにドローイングとして映し出します。その「GUTIC」は、具体性があるようでない"何か"ゆえに、観る者を惑わせ、様々な憶測やイメージを誘い出します。

 

3人の表現によって構成される空間を是非お楽しみください。


エチュード(私の中のニコ)原名:Etude de portrait (Niko en moi) 

2023/ 写真用紙、タバコ、灰/ 17.8×12.7 cm

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ジェレミー・ベンケムン / Jérémy Benkemoun

https://www.instagram.com/jeremy.benkemoun

 

写真家。フランス・カンヌ出身。

2016年 ソルボンヌ・ヌーヴェル大学芸術メディアUFRシネマ&オーディオ・ビジュアル卒業

(Université de la Sorbonne Nouvelle UFR Arts et médias Licence de Cinéma et Audiovisuel)

2019年 パリ第8大学大学院 芸術・哲学・美学UFR卒業

(Université Paris 8 UFR arts, philosophie, esthétique)

2019年 東京大学留学/特別研究員

 

現在は東京を拠点に活動を行なっている。世の中の当たり前に“違和感”を問いかける雑誌『IWAKAN』編集者。アーティストとして、アイデンティティーやセクシュアリティを問う活動や作品を多数発表し、常に社会とクリエイティブの関係を模索し続けている。

主な展示に、「無常」(タタbookshop/gallery/東京/2020年)、「Metamorphosis」(APARTMENT HOTEL SHINJUKU/東京/2021年)、「少し不安」出版記念展(タタ bookshop/gallery/東京/2021年)、「神経衰弱楽園」with エド・オリバー(Gallery -1/東京/2022年)がある。2021年作品集『少し不安』出版(タタ bookshop/gallery)


2号/ 2021/ mixed media/ H123×W61×D45 cm

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さとうくみ子

https://www.instagram.com/kuriko519

 

作品や作品づくりは私をワクワク、ドキドキさせてくれるものであってほしい。表現したい作品のイメージは、私の体の中に様々な情報や感情などを放り込むことで生まれるが、完成したイメージに向かって作る行為は意外性がなくてつまらない。様々な情報を私固有の身体(主に手)を通して思考・変換し、時に失敗することが、作品を私の思考の枠を超えた私自身が驚いてしまうものにする。

 

1990年 岐阜県生まれ

2018年 愛知県立芸術大学美術科油画専攻卒業

2020年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科修士課程油画・版画領域修了

(主な個展)

2021年「ハッピーセット」/ アートラボあいち(愛知)

2019年「一周まわる」/ YEBISU ART LABO(愛知)

(主なグループ展) 

2021年「絵画の忘れ方」/ YEBISU ART LABO(愛知)

           「第24回岡本太郎現代芸術賞展」/ 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)

2018年「3331 ART FAIR 2018」/ 3331 Arts Chiyoda(東京)

2017年「Lagrangian point-Drive on the Halfway」/ Gallery PARC(京都)


GUTIC MORPHOLOGY c25 / 2019

パネルにPETシート、油性塗料、ダーマトグラフ、オイルパステル / 45.5x45.5cm 

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山岡 敏明

https://www.gutic.com

https://www.instagram.com/yamaoka_toshiaki

 

1972年大阪生まれ、1995年東京造形大学卒業

ある種の示唆的な構造を孕んだフォルムの総体を「GUTIC(グチック)」と仮称し、現実と地続きの世界に 「あったかもしれない可能性」としてのカタチを偏執的に探り続ける。

(主な個展)

2021「GUTIC _paranoiac paradigm」(2kw gallery / 滋賀)

2017「GUTIC STUDY」(ギャラリー・ハシモト / 東京)

2016「グチック形態学 _収斂進化」(ギャラリー・ハシモト / 東京)

2013「GUTIC MERISTEM」(Gallery PARC / 京都)

(主なグループ展)

2019「あざみ野コンテンポラリーvol.10 しかくのなかのリアリティ」(横浜市民ギャラリーあざみ野 / 横浜)

2015「Living Room」(ギャラリー・ハシモト / 東京)

2012「アートプログラム青梅- 存在を超えて」(BOX KI-O-KU / 東京)